近年、ネットワーク上で提供される様々なアプリケーションサービスは急速に高度化・複雑化してきています。 IPトランスポート層ではこれら要件を満たすためにSegment routingを中心とした様々な拡張が行われています。それにより高機能かつ自律動作が可能なネットワークが現実のものとなってきていますが、同時に設計および運用管理の難しさも無視できないものになってきています。シスコではこの課題を解決するためのSDNCとしてCrosswork Network Automation Suiteが開発されました.本blogでは中核部になるCrosswork Network Controllerを紹介します。
日本でも「beyond 5G」の議論が始まり、エンドツーエンドネットワークスライシングの方式検討はより重要になります。今回は、固定網スライスを中心にアップデートします。業界でも検討は進んでおり、組織間の連携も増えてきましたが、それでもドメインを超える検討は不足しています。分散コンピューティング、エッジコンピューティングとの相互作用など、抜本的なアーキテクチャ見直しを視野に入れて検討したいと考えます。
米国政府によるサイバーセキュリティやデジタル トランスフォーメーションへの取り組みは、全体的に極めて多岐にわたります。しかし、ゼロトラストを政府機関の運用パラダイムとして採用すれば、一定の原則に基づいてネットワークのアーキテクチャとセキュリティにアプローチできるようになります。また、そうすることで、ネットワークの新しい「在り方」を創造することができます。このアプローチが政府機関にどのようなメリットをもたらすかを詳しく見ていきましょう。
インターネットの幅広い普及は、ただただ驚くべきことです。2018 年にはインターネット ユーザ数が 36 億人となり、世界人口の半分を超えました。Cisco VNI によると、2016 ~ 2021 年の期間における IP トラフィック全体の年平均成長率(CAGR)は 24 % に達すると予測されます。
唐突な質問ですが、みなさま、Buzzword とどう付き合ってますか。 おっとその前に、Buzzword とは何かを定義しなくてはなりません。ここではOxford、Merriam-Webster、そして Wikipedia の定義を引用してみます。
今回は、「パッケージング」の対極概念である「分解(De-Aggregation)」について書きます。
オープン性やモジュラー性を保ちながら性能を最適化することは可能なのでしょうか。現実問題到底無理です。どんな技術を駆使しても、ある一定の性能値を保証する、なんてことは、できる訳ありません。
SDN/NFVは、アーキテクチャ変遷の一つの可能性です。通信事業者は、それまでのハードウェアを中心とした基盤設備的なアーキテクチャから、ソフトウェアを中心としたより柔軟で迅速なアーキテクチャにシフトしようとしています。
前回の投稿では、仮想化における運用面の課題を書きました。今回は、もう 1 つの大きな課題である性能面を検討します。
仮想化は目的ではなく、アーキテクチャ変遷における一つの通過点と捉えています。とはいえ、ネットワーク機能の仮想化により、下記のようなメリットを実現できる可能性があります。