アーキテクチャ

ネットワーク アーキテクチャ考 (35) SDN とは何であったか – 「イノヴェーションの本質」に迫る(2/2)

SDNブームは、2010年頃から2020年頃にかけてネットワーク業界に起こった動きですが、この動きは、多くの技術的ブームやイノヴェーションに共通する要素があると考えられます。今回は、SDNブームを振り返ることによって「イノヴェーション」の本質に迫ります。

2022年9月5日

ネットワーク アーキテクチャ考 (34) SDN とは何であったか – 「イノヴェーションの本質」に迫る(1/2)

SDNの本質的な技術要素は、Openflow自体ではありませんでした。そして自律分散に対抗する「集中制御」でもありませんでした。では、SDNの本質的な技術要素は何でしょうか。

2022年9月5日

ネットワーク アーキテクチャ考 (33) 分散クラウドとエッジコンピューティング

分散クラウドまたはエッジ コンピューティングにより、データをユーザの近くに偏在させ、または、データを生成元の近傍で処理することにより、遅延を縮減し、プライバシー保護やデータの地産地消を実現します。この「データの偏在」は、”Data Intensive Architecture” の重要な構成要素でもあります。

2021年11月10日

ネットワーク アーキテクチャ考 (32) NaaS – Cloud Native 時代のネットワークシステムのあり方

Cloud Native 時代、マイクロサービスアーキテクチャ、イミュータブル インフラストラクチャ、宣言型 API、などが中心的原理になり、システム構成や設計方法論が大きく変化しています。それに伴い、ネットワークシステムのあり方はどう変化するでしょうか。ネットワークも、宣言的 (declarative) に、そして as a Service として、必要なときに必要なだけ、迅速性をもって提供されることが求められると思います。そのような中、登場したのが  “NaaS” という概念です。

2021年7月14日

ネットワーク アーキテクチャ考 (31) フルリモートワークとインターネット速度事情とコンピューティングの分散

フルリモートワークとなり、自宅のネット速度を測ってみるとあまりの惨状に愕然。そこで、この機に速度改善プロジェクトを実行しました。涙ぐましい試練(?)の結果、速度自体は大きく改善したものの、あまり体感変わらず。。コンピューティングの分散、データ中心アーキテクチャの重要性を再認識することになりました。

2020年8月11日

ネットワーク アーキテクチャ考 (30) Data Intensive Architecture へ

ついにこの連載も節目の30回目となりました。現在私が推進したいと思っているのは "Data Intensive Architecture" への方向づけです。これからのネットワークシステムについて、接続自体はできる限り Simple かつ Stateless に実現し、その上で、どのようなデータ(コンテンツ、センサーデータ、テレメトリ情報)をどのように収集・配信、蓄積、分析・活用するか、という「データ中心」の視点と考え方が求められると考えています。

2020年3月4日

5G-シスコが考えるサービスプロバイダー E2E アーキテクチャ 第9章 5G時代のトラスト・サイバーセキュリティ (1)

第 9 章では、5G 時代のトラスト・サイバーセキュリティについて記述します。前半では、「トラスト」を保証するための方式と技術、そして 5G アーキテクチャにおけるセキュリティ考慮点について述べます。セキュリティバイデザインや、企業システムと通信事業者の融合についても触れます。

2020年2月25日

5G-シスコが考えるサービスプロバイダー E2E アーキテクチャ 第5章 5G 時代のエンドツーエンド ネットワークスライシング(2)

ネットワークスライシングは 5G 時代のネットワークシステムアーキテクチャを検討する上で重要な項目であることは間違いありません。しかし、共通の物理ネットワーク上に複数の論理ネットワークを実現するという考え方は旧来より存在し、新しい概念ではありません。そこで本稿では、ネットワークスライシングについて一歩立ち戻って検討し、今後の展望に繋げたいと思います。

2020年1月16日

5G-シスコが考えるサービスプロバイダー E2E アーキテクチャ 第5章 5G 時代のエンドツーエンド ネットワークスライシング(Appendix)

本エントリーは、第 5 章の Appendix として、ネットワークスライシングについて、業界団体や標準化団体でどのような議論が行われているかの概略をまとめたものです(2019 年中盤現在)。ネットワークスライシングというトピックについて、いかに多くの業界団体・標準化団体がその策定に取り組んでいるか、ということがわかります。ただし、一時点の非網羅的なスナップショットに過ぎず、正確な検討内容については、各団体の出版物をご参照ください。

2020年1月16日

ネットワーク アーキテクチャ考 (29) 非アーキテクト検出キット

最近、「アーキテクト」という職名を目にすることが増えてきました。アーキテクチャ的視点、アーキテクチャ設計の重要さが広く世間に認識されていることの証左であり、すばらしいことです。しかし、あまりにもアーキテクトが増えすぎると、職名自体がコモディティ化してしまい、本来アーキテクトが目指すものが曖昧化してしまう可能性があります。

2019年6月14日