今週も脅威情報ニュースレターをお届けします。
一年で最も素晴らしいときがやって来ました。とは言っても、休暇のことではありません。2022 年の締めくくりとなる一年の総括を Talos が初めて発表したのです。今年最後の脅威情報ニュースレターでも、このレポートを中心に取り上げたいと思います。ちなみに、私たちが Mastodon
Talos 2022 年の総括
Talos の一年の総括
お気に入りの飲み物をグラスに注ぎ、暖を取りながらレポートに目を通しましょう。次の 3 つのライブストリームが年明けに開催されますので、カレンダーに予定を入れておいてください。
2022 年の総括 – APT:1 月 10 日午後 12 時(東部標準時間)
2022 年の総括 – 脅威の状況:1 月 24 日午後 12 時(東部標準時間)
2022 年の総括 – ランサムウェアとコモディティローダー:2 月 7 日午後 12 時(東部標準時間)
ChatGPT が話題になっています。世間から離れて暮らしているのでなければ、(私たちもそうですが)職場で立ち話しているときに耳にしたという人も多いのではないでしょうか。OpenAI 社が開発して先週リリースしたこの AI チャットボットは、ユーザーの質問に対してまるで人間が書いたような回答を生成します。AI は退屈な反復作業を肩代わりしてくれますが、AI が進化するにつれてディープフェイクやフェイクニュース攻撃といった問題も発生しており、セキュリティコミュニティの懸念材料になっています(情報源:CNET
米国司法省は今週、分散型サービス妨害攻撃の請負を世界的に展開している主要な Web サイトを活動停止に追い込んだと発表しました。これは、米国、英国の国家犯罪対策庁、オランダ警察、欧州刑事警察機構の共同作戦である「Operation PowerOFF」の一環として行われました。これらのサイトは、教育機関、政府機関、ゲームプラットフォームなど、米国内外のさまざまな被害者に対する攻撃に関与していました(情報源:TechCrunch
米国サイバーセキュリティ インフラストラクチャ セキュリティ庁(CISA)は、Veeam 社、Fortinet 社、Microsoft 社、Citrix 社などの製品で見つかった新たな欠陥を「悪用された既知の脆弱性カタログ」に追加しました。CVE-2022-26500 と CVE-2022-26501
CactusCon
アリゾナ州メサ
Cisco Live Amsterdam
アムステルダム(オランダ)
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MD5:26f927fb7560c11e509f0b8a7e787f79
26f927fb7560c11e509f0b8a7e787f79
一般的なファイル名:VID001.exe
検出名:W32.File.MalParent
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MD5:2915b3f8b703eb744fc54c81f4a9c67f
一般的なファイル名:VID001.exe
検出名:Simple_Custom_Detection
SHA 256:e12b6641d7e7e4da97a0ff8e1a0d4840c882569d47b8fab8fb187ac2b475636c
MD5:a087b2e6ec57b08c0d0750c60f96a74c
一般的なファイル名:AAct.exe
検出名:W32.File.MalParent
SHA 256:125e12c8045689bb2a5dcad6fa2644847156dec8b533ee8a3653b432f8fd5645
MD5:
2c8ea737a232fd03ab80db672d50a17a
一般的なファイル名:LwssPlayer.scr
検出名:Auto.125E12.241442.in02
SHA 256:a31f222fc283227f5e7988d1ad9c0aecd66d58bb7b4d8518ae23e110308dbf91
MD5:7bdbd180c081fa63ca94f9c22c457376
一般的なファイル名:IMG001.exe
検出名:Trojan.GenericKD.33515991
本稿は 2022 年 12 月 15 日に Talos Group
のブログに投稿された「Threat Source newsletter (Dec. 15, 2022): Talos Year in Review is here 」の抄訳です。