Cisco Talos はこのほど、HDF5 ファイル形式を処理するライブラリに 3 件の脆弱性を発見しました。この脆弱性がエクスプロイトされると、標的のデバイスでリモートコードが実行される危険性があります。
これらの問題は libhdf5 の gif2h5 ツールで発生します。このツールは通常、GIF ファイルを HDF5 形式に変換するために使用されます。HDF5 形式は大量の数値データを格納するために一般に使用されています。脆弱性がエクスプロイトされる可能性があるのは、細工されたファイルをユーザーが開いた場合です。
TALOS-2022-1485
HDF5 からは公式の修正プログラムは提供されていませんが、シスコの脆弱性開示ポリシー
今回の脆弱性のエクスプロイトは、Snort ルール(59296、59297、59300、59301、59303、59304)で検出できます。今後、脆弱性に関する新たな情報が追加されるまでの間は、ルールが追加されたり、現行のルールが変更されたりする場合がありますのでご注意ください。最新のルールの詳細については、Firepower Management Center または Snort.org を参照してください。
本稿は 2022 年 08 月 16 日に Talos Group
のブログに投稿された「Vulnerability Spotlight: Three vulnerabilities in HDF5 file format could lead to remote code execution 」の抄訳です。