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Cisco Talos はこのほど、Google Chrome の WebGPU 標準にエクスプロイト可能な解放済みメモリ使用(use-after-free)の脆弱性を発見しました。
Google Chrome はクロスプラットフォームの Web ブラウザです。Chromium は、Google やソフトウェア開発者がブラウザを構築するための基盤として使用するオープンソースのブラウザです。この特定の脆弱性は WebGPU に存在します。WebGPU は高速 3D グラフィックスなどの機能をブラウザで処理するための JavaScript API です。
TALOS-2022-1508
Cisco Talos はシスコの脆弱性開示方針
影響を受ける製品である Google Chrome バージョン 102.0.4956.0(64 ビット)および 99.0.4844.82(64 ビット)をお使いであれば、できるだけ早く更新することをお勧めします。Talos では、このバージョンの Chrome が今回の脆弱性によってエクスプロイトされる可能性があることをテストして確認済みです。
本稿は 2022 年 07 月 14 日に Talos Group
のブログに投稿された「Vulnerability Spotlight: Use-after-free condition in Google Chrome WebGPU 」の抄訳です。