ネットワークは世界をつなぐ技術と実感。APJC NetAcadRiders 受賞者インタビュー vol.1

2022 年 4 月から 5 月にかけて APJC NetAcadRiders が開催されました。

※NetAcadRiders とは、シスコ ネットワーキング アカデミーが主催するインタラクティブなネットワーク技術コンテストです。アジア太平洋地域(APJC)20 カ国以上にあるネットワーキング アカデミーに所属する学生達が同時刻に同じ課題に取り組み、競い合います。

今回は、各アカデミー代表が競い合う Round2 において、日本で 1 位/2 位の成績を修められた日本電子専門学校ネットワークセキュリティ科在籍の藤原 大樹さんと吉川 諒さん、またお二人のインストラクターである姜 怜和先生と園田 昌平先生にお話を伺いました。

※藤原さんは日本代表として、18 カ国の代表学生が競い合う Round3 (APJC 大会)へも出場いただきました。
 
 

文系出身、IT に詳しいわけではなかった

-はじめに、簡単な経歴と現在学校で学ばれていることを教えてください。

 

吉川さん:二人とも文系出身で、卒業後は IT 業界とはまったく関係のない業界で、それぞれ事務職と営業職として働いていました。

IT への興味はありましたが、正直、IT の知識はまったくありませんでした。学校に入学して一から学ばせてもらっています。藤原君とは似た経歴の者同士、日々刺激しあいながら勉強をしています。

藤原さん:現在学校で学んでいることは、ルーティングの基礎が終わり IPsec(Security Architecture for Internet Protocol)/VPN/ セキュリティなどの学習をはじめたところです。前職時代に、英語に触れる機会があったので、今回のイベントが英語開催であることには特に抵抗は感じませんでした。

 

何事にも積極的に学習に取り組む 2 人が適任

-今回 NetAcadRiders に参加したきっかけを教えてください。

 

吉川さん、藤原さん:先生方からの推薦ですね、かなり唐突に話が進みました(笑)

姜先生:2017 年に開催された NetAcadRiders でも本校の学生が日本代表に選抜され、APJC の大会に出場していました。今回、シスコさんから開催案内をいただいたこともあり、久しぶりに学生を選抜し、チャレンジしてもらおうという話になりました。

園田先生と相談して、英語開催に抵抗がなく、社会人経験もある。また、IT の学習は当校に入学してからの知識だけですが、ネットワークに限らず、他科目においても積極的に学習に取り組んでいる 2 人が適任だと思い、声をかけました。

インタビュー中の 吉川さん(左)、藤原さん(右)

 

ネットワークは世界をつなぐ技術だと実感

-実際に NetAcadRiders に参加してみた感想を教えてください。

 

吉川さん:昨年の 11 月に CCNA を取得していました。そのため、今回のイベント参加には少し自信がありました。しかし、実際問題を解いてみると知識の抜け漏れが判明し、自分の実力がよくわかる貴重な経験になりました。

また、ネットワークは世界をつなぐ技術だと言葉では知っていましたが、今回のイベントでは、同じ時間に同じ問題を世界の参加者が解いて競っている。本当にネットワークは世界をつなぐ技術だと実感できました。

藤原さん:私も自分の力試しという感覚で、今回のイベントに参加しました。実際、Round2 では習っていない領域の問題も出題され、自分の能力や知識が可視化されて良かったです。今後学習を進めていくにあたり、指標となり、またモチベーションの向上につながる機会になりました。

また、ネットワークの知識だけでなく、英語開催の場への参加したことで、言語面でも自信がつくきっかけになりました。

Round2 の様子。世界各地の学生が、Webex でつながり、同じ問題を解いて競い合う

 

学生同士でディスカッション。問題点を自分達で考えさせる

-Round3 のパケットトレーサーを利用したシミュレーション問題がとても好成績でした。その秘訣はなんでしょう?

 

藤原さん:もともとトラブルシューティング好きで、Round3 は自信がありました。学校でもトラブルシューティングの課題をとてもよく出していただいているので、経験を積めていたと思います。

姜先生:ネットワークセキュリティ科では、まずは実機に触れ、その後パケットトレーサーを利用して学びを深めてもらっています。そのため、学生 1 人につき、4-5 台のシスコ社製ルーターとスイッチを用意しています。学生一人一人が課題解決はもちろん、好きに設定し、様々な状況を試行錯誤できる環境を整えています。

園田先生:最新のアカデミーの教材だけを使うのではなく、過去のネットワーキング アカデミーの課題などからも出題しています。また、場合によってはオリジナルで少し条件などを追加した課題を学生に解いてもらっています。
レイアウトの制限などがあり、どうしても実機では難しいトラブルシューティングは、パケットトレーサーをうまく活用し、学習してもらっています。

姜先生:実機、シミュレーションどちらの場合においても、学生がつまずきそうなところはあえて先に教えず、学生同士のディスカッションを促し、問題点と解決方法を自分たちで考えて行動してもらうようにしています。

 

学びを活かし、業界で活躍する人材へ

-将来目指すものを教えてください

 

藤原さん:今はセキュリティ関係の道に進もうと思っています。ネットワークセキュリティや脆弱性診断などセキュリティに関する様々なことを学び、ネットワーキング セキュリティの専門性を高め、業界で活躍する人材になりたいと思っています。

吉川さん:私はまずサーバエンジニアになる予定です。学校で学んだ全ての分野に興味があり、どの道に進めばよいか悩んでいた時に、先生からサーバエンジニアならばすべてを学べるとアドバイスをもらいました。サーバエンジニアとして学びを深め、そこからさらに将来どのような道に進むかを見極めていきたいと思っています

 

 

 

 

 

 

※藤原さん、吉川さん、インストラクターの姜先生、園田先生、さらには船山校長をはじめとした多くの日本電子専門学校の皆様、トロフィーの授与とインタビューにご協力いただき本当にありがとうございました。

 

シスコ ネットワーキング アカデミー
1997 年スタート。現在では世界 180 ヵ国以上で展開されている、IT およびネットワーク技術者の育成プログラムです。世界での参画校 は 1 万 2 千を超えており、これまで累計 1500  万人以上のデジタル人材が受講しています。日本でも 150 校の教育機関、各種団体で提供され、毎年 8000 名がこのプログラムを通して、就職やその後のキャリアに繋がるスキルを学んでいます。

学校法人電子学園 日本電子専門学校様

1951 年創立。東京都新宿にある 3,000 名以上の学生が学ぶ工業系の総合学園。創立以来、ネットワーク・セキュリティ、AI、DX、IT・情報処理、Web・モバイル、CG・映像、ゲーム、アニメ、デザイン、電気・電子分野に昼夜間計 24 学科を設置。「一人ひとり、未来への約束。」をテーマにコンピュータ分野に興味をもつ若者たちを知識ゼロから目指す未来へ繋げていらっしゃいます。

 

岡村 恵

2007年度新卒入社。 アカウントマネージャーとして多くのお客様のプロジェクトに関わらせていただいた後、一度Ciscoを離脱し、医療業界において、営業・PM・企画開発・マーケティングなど多くの経験を積ませていただきました。 Ciscoに復帰後は、プログラムマネージャーを経て、現職であるシスコネットワーキングアカデミーの日本担当を務めさせていただいています。 ITの力で日本の教育業界をより良くしたい!! この想いを実現するべく、2人のヤンチャすぎる息子と格闘しながら、仕事に育児に日々奮闘中です。