Cisco Talos はこのほど、Nitro Pro PDF リーダーに複数の脆弱性を発見しました。これらの脆弱性により、攻撃者がアプリケーションのコンテキストでコードを実行する危険性があります。
Nitro Pro PDF は、Nitro Software 社が提供する生産性向上のための製品スイートの一部で、PDF などのデジタルドキュメントの作成と編集が行えます。Nitro Pro PDF には、サードパーティのライブラリを介して PDF を解析する機能があります。
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Cisco Talos はシスコの脆弱性開示方針
今回の脆弱性のエクスプロイトは、SNORTⓇルール(57303、57304、57294、57295)で検出できます。今後、脆弱性に関する新たな情報が追加されるまでの間は、ルールが追加されたり、現行のルールが変更されたりする場合がありますのでご注意ください。最新のルールの詳細については、Firepower Management Center または Snort.org を参照してください。
本稿は 2021 年 10 月 14 日に Talos Group
のブログに投稿された「Vulnerability Spotlight: Code execution vulnerabilities in Nitro Pro PDF 」の抄訳です。