中小企業、ここからのデジタル変革 「テレワークはデジタル変革の入り口」

大都市圏を中心に改めて緊急事態宣言下に入りました。秋口から冬にかけてはある程度オフィスに戻られる光景も増え、シスコからも今後のオフィスワークとテレワークの最適解となるハイブリッドワーク、そして差し迫るデジタル変革の必要性を伝えてきました。今、新たな局面を迎える中、改めてみなさまと中小企業におけるここからのデジタル変革について考えてみたいと思います。

今一度、そもそもデジタル変革って?

みなさまはデジタル変革をいうワードをどういった意味、定義で捉えられていますでしょうか?IT、テクノロジーを使って”いい感じ”にしていくというイメージで捉えている方も多いかと思います。また、政府や行政機関、メディアも含め随分多く使われる様になってきた、という感じでしょうか。

IDC では、第三のプラットフォーム(クラウド/ビッグデータ、アナリティクス、ソーシャル技術、モビリティ)によって新たな製品やサービス、ビジネスモデル、ネットとリアルの両面で顧客エクスペリエンスの変革による価値の創出と競争上の優位性の確立、といった定義をしています。また、経産省では、デジタル経営改革のための評価指標の中で、企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務その ものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること、としています。

シスコでも 2015年にIMD との共同調査研究の中で「デジタル化によって 10年以内に企業の 40%が姿を消す」という事を伝えていました。そしてコロナ禍のさなか、それから約半分となる 5年が経過しました。

IT、テクノロジーを使って“いい感じ”にするとは?

さて、みなさまは IT やテクノロジーという言葉をどういった内容として使い、これからどういった内容として使っていくのでしょうか?

  • ウェブ/ビデオ会議の本格利用?
  • FAX からオンライン受注への移行?
  • サイン/押印から電子署名への移行?
  • スマホアプリの業務利用?
  • 既存システムのクラウド化?
  • SNS を使った宣伝/営業活動?
  • AI やビッグデータによる売上解析?
  • 自社製品サービスの IoT デバイス化?

きっと様々な内容でお考えの事かと思います。いままでの IT は、いわゆる「情報システム」の範囲として捉えられていました。中小企業においても「情報システム部」、もしくは人数が限られる場合には「一人情シス担当」、あるいは「総務部の兼任情報システム担当」といった方々が担当されてきたかと思います。しかし、ここからのデジタル変革は範囲が大きく異なります。すべての業種において顧客に提供する製品やサービスに直結する形、つまり全社員にとっての経営課題そのものになります。

テレワークはデジタル変革への入り口

改めて緊急事態宣言下に入ったいま、みなさまはテレワークとどう付き合っていますか?テレワークはデジタル変革への入り口です。もちろんできる業種できない業種、できる職種できない職種、できる業務できない業務、様々なものがあります。以前のブログでも挙げましたように、いまテレワークができないお仕事はきっとエッセンシャルなお仕事です。ただ、これからデジタル変革を進めていく上では、既存の業務をどこまでバーチャル化・デジタル化できるのかを分析、分類、検討、立案、実装し、さらにはそれらを土台として、自社が提供する製品やサービスにまでを含みデジタル化を行っていく必要があります。そういった意味でもテレワークは仕事、業務、会社をデジタル化するための大きなきっかけにもなります。

バーチャル、フィジカル、デジタル

前回の緊急事態宣言をきっかけにテレワークが急激に増加、フィジカルで実施していたオンサイトでの会議の多くがバーチャルで実施するウェブ会議となりました。そしてオンライン医療、オンライン学習、オンライン商談、オンライン飲み会、どこまでオンライン化できるのかの試行錯誤が繰り広げられました。そういった中、さらにバーチャルな世界へと進んでいく会社、人、また一方で、フィジカルな世界に戻っていく会社、人、そして、それらが混在する状況において、今また改めての緊急事態宣言下に置かれています。

ここからのデジタル化

お気づきでしょうか?先に挙げた IDC も経産省もさまざまな定義においても、ネットとリアル、仮想と物理は相対するものではなく、融合・掛け合わされていく方向にあるのがデジタル変革です。現実世界に仮想を埋め込む AR、逆に仮想世界に現実を埋め込む VR は両方からのアプローチ、xR として進化が続いています。ビジネスにおいてはプロセスの変革や統合だけでなく、仮想・物理を融合させた形で自社の製品、サービスにまでどうデジタルを埋め込んでいくかということが大きなテーマになっていきますが、AR や VR はイメージしやすいデジタル化の動きであるとも言えます。

これから乞うご期待の Webex 機能

そんな中、Webex では先日、デバイスプロダクト、アプリケーション、クラウドサービスに関する大きな発表を行っています。その中でイマーシブシェアという機能が予定されています。すでにビデオカメラとモニタの一体型デバイスである Desk Pro(表題画像のデバイス) においてはハードウェアとして実装されている機能にもなりますが、今後はクラウドサービスベースでも実装が進んでいきます。こういったテクノロジーは今後もさらに進化を遂げていきます。Desk Pro と Webex を用いることでスピーカーが遠隔同士であったとしてもこういったウェビナーの開催、リモート配信も可能になります。

 

Cisco Webex Desk Pro:
https://www.cisco.com/c/ja_jp/products/collaboration-endpoints/webex-desk-pro/index.html

シスコのデジタル化

シスコでは Cisco Designed として中小のお客様にデジタル変革を推進いただくためのインフラ、ツール、セキュリティといった様々なソリューションを提供しています。また、シスコでもそれら提供する製品、サービスそのものへも AI、ビッグデータ、IoT などを埋め込んでいます。ネットワークやセキュリティインシデント、リアルタイムでのテキスト化や翻訳においてはビッグデータや AI によるテクノロジーを用いています。また、さまざまなネットワークデバイス、サーバなども IoT デバイスとしての要素をも持ち、クラウド上でのリアルタイムの情報収集、分析、対応ができる様になってきています。シスコ自身もシスコの製品、サービスを用い、それらを土台、ビジネス基盤とすることでお客様への展開を行っています。

ここからのデジタル変革、みなさまはご自身のどういった業務、お仕事に生かしていきますか?そしてお客様に向けてどういった製品・サービスに生かしていきますか?

 

中小企業向けIT・DXソリューション
https://www.cisco.com/c/ja_jp/solutions/small-business.html

 

中元 聡

中小規模ユーザ・スタートアップユーザ様向けのビジネス開発を担当。プロダクト/ソリューションのポートフォリオ、プロモーション、プログラムなどを手掛けると共に、ビジネスパートナー様、ユーザ様と共にデジタル時代におけるビジネスの創出を行っています。