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職種ごとの業務について(新卒一年目編)【2020 年入社新卒ブログリレー Vol.3】

自己紹介と本記事の目的

はじめまして。高島と申します。 2020 年 4 月にサービス コンサルティング エンジニア(現ソリューションズ コンサルティング エンジニア)として新卒入社しました。入社して約三か月間研修を受けた後、セキュリティチームに配属され、約五か月間業務にあたっています。(厳密には OJT です。)

学生の頃に Cisco のサイバーセキュリティ スカラシップ プログラムに参加して Cisco Live! に行ったのがきっかけで入社を希望するようになりましたが、就職活動中は各職種の方々が具体的にどのような業務を行っているのか想像しにくく、どの職種を希望するかはかなり迷いました。実際、現在行っている業務の中には入社前には想像の及ばなかった部分もあります。

そこで今回は、シスコへの入社を考えている方々がどの職種で働くかを選択する際に参考になるような情報を提供できればと思っています。また、来年に入社を控えている後輩の皆さんにも自分が一年目にどんな仕事をするのか、より具体的なイメージを持っていただけると嬉しいです。さらに、シスコの皆さまにも新卒の私たちが行っていることを知っていただいて、今後より円滑にやり取りができれば幸いです。

 

四つの職種について

職種はアカウントマネージャー (AM)、ソリューションズエンジニア (SE)、ソリューションズコンサルティングエンジニア (SCE)、カスタマーソリューションズエンジニア (CSE) の四つです。

これらは 2021 年入社の方々に対する募集要項で使用されていた職種名です。

これら四つの職種名は採用活動時に使用するものという印象で、入社後には役割は変わりませんが、やや異なる名称の職種名が与えられることが多いです。正直なところ、私たちが入社した時の職種名はもう正確に覚えていないほどです。ただ略称や大まかな役割は変わっていないはずなので以降は略称で記載して説明に使用します。

実は社内では、自己紹介をする際などには職種名ではなく、所属している組織名を使うことがほとんどです。さらに社内には四つの職種とは異なる役割で働いている方々もいます。しかし前述の通り、今回は社外の方々にもぜひ記事を読んでいただきたいので、この四つの区分で入社した新入社員が実際にどのような業務を行ってきたかに着目します。

 

AMとして新卒入社した同期の業務

まずは AM です。同期の活動は内勤営業と外勤営業に分けて考えることができます。

内勤営業の方々は、日本以外の拠点の新入社員と一緒にグローバルのトレーニングプログラムに参加しています。今年は他の研修と同様に、Cisco Webex Meetings を使用して、リモートで開催されています。内容はシスコ製品の理解や営業技術の習得が中心のようです。トレーニングは英語で行われているため、英語でセールストークやプレゼンテーションを行うのが大変だが海外で働く際に役立ちそう、他国の同期が非常に優秀で良い刺激になるといった声があった一方で、他の同期が業務に関わり始めている中、研修を受け続けるのは大変だという声もありました。

外勤営業の方々は業務にあたっています。主にパートナー企業の方々と協力してエンドユーザのお客様の要望をヒヤリングして提案を行っています。その中で各種スケジューリング、社内調整、議事録や見積書、その他の資料の作成を行います。また、お客様からの質問を受け、その内容に応じて社内の適切な問い合わせ先とやり取りをし、返答をします。提案後は、購入を検討していただけているかどうかをお客様に時折確認したり、購入していただいた製品の納期の管理をしたりしています。AM は社内外問わず多くの方々の橋渡しをするポジションであり、技術職の方々が業務に専念できるようにするのが役目だと総括してくれました。

 

SE、SCE、CSEの違い

次にSE、SCE、CSEの違いについて述べます。

一つ目に、ビジネスの一連の流れの中でお客様と関わるタイミングが異なります。SE は主にお客様に製品やサービスを購入していただく前のフェーズで活躍するエンジニアで、公式の募集要項でも営業部門に含まれています。SCE は購入していただいた後にお客様にサービスを提供し、CSE は主に SCE のサービス提供後、サポート期間の製品についての問い合わせ対応をします。CSE と SEC はカスタマーエクスペリエンス  (CX)  部門に含まれており、その名の通りお客様の体験価値を高めることを目指しています。

二つ目に、扱う製品の広さと深さが異なります。あくまで一般的な話ですが、営業活動に参加する SE はより幅広く、問い合わせ対応の CSE は深く、SCE はお客様のニーズに寄り添うような形で製品と向き合うことになる印象です。また、関わるビジネスのフェーズが異なるため、SE はよりビジネス向けの知識を習得します。例えば、自社製品の性能や価格が競合他社の製品と比較してどうなっているのかといったことです。SCE はコンサルティングや自社製品の導入や構築の支援などを行うため、主に実際の導入プロセスに習熟します。CSE は担当の製品についての問い合わせ対応を行っていくため、その製品のトラブルシューティングについてや、細かな仕様まで学ぶことになります。

これまで、SE、SCE、CSE の違いについて述べてきましたが、これらの職種は全て技術職と呼ぶことができ、業務内容が重複する部分もあります。以上のことを踏まえて、それぞれの業務内容を読んでいただければと思います。

 

SEとして新卒入社した同期の業務

SE は AM とともにお客様と関わりながら、製品紹介やトレーニングの提供、Proof of Concept (PoC) 業務、お客様からの質問への対応などを行っています。その中でそれぞれ、実機や仮想環境で製品に触りながら、自分の得意分野の技術を作っていっています。最近流行りのネットワーク機器の設定や検証環境作成などの自動化や、データセンター向けの Application Centric Infrastructure (ACI)、5G、セキュリティなどに注力しているようです。

また、複数の部署で OJT を経験している方々もおり、その際に様々な業界のお客様や様々な製品に触れ、それぞれの特徴を学んでいます。他社とのアライアンスビジネスの企画に携わったり、シスコ主催のハッカソンイベントの審査員を務めたりとエンジニアとしてただ技術を極めていくというだけではなく、業界やコミュニティに貢献していくような活動をしている方もいます。また、同時にたくさんの案件に関わっていて、それぞれの内容を整理するのが大変だという声がありました。

 

SCEとして新卒入社した同期の業務

SCE も製品の検証や質問への対応、Knowledge Transfer (KT)、議事録作成などを行っています。各自が特定の技術や製品に習熟していっている点も SE と共通です。ただし SE とは異なり、お客様と直接の関わりを持つことなく技術検証に集中している方々もいたりなど、現時点では検証を中心に行っている方々が多いです。同期で協力して社内向けにDevNetを推進する発表を行ったりもしています。

入社前は、いきなりコンサルティング系の業務を担当するのかと想像していましたが、実際には自社製品の導入や構築の支援のような業務で製品知識や高度な考え方を習得していって、コンサルティングも行っていくようになります。また、契約内容を実現するのが SCE の役割であり、どれだけの時間でそれを達成できるかも重要な要素の一つです。したがって、SCE は特に時間管理を重視して業務を行う印象があります。

 

CSEとして新卒入社した同期の業務

CSE は主に Service Request (SR) 対応を、他には Cisco Community への技術記事の投稿やウェビナーでのトラブルシューティング紹介をしています。SR 対応では、お客様の環境で生じた問題のラボ環境での検証、ログの解析、さらにお客様のニーズに応じた解決策の提供までを一貫して行っています。SR は直ちに障害状況の復旧が必要となるリアルタイム性の高いものから、じっくりと解析していくものなど多岐にわたります。これらの様々なSRを日々チーム内そして海外の開発チームと協力しながら解決しています。職種によらず、海外の開発チームと協力して問題解決をすることはありますが、CSEは特に心理的な距離が近いように思います。

他にはチームを跨いで、日本の CSE 全体に向けて DevNet の推進活動もしています。また、Intellectual Capital (IC) と呼ばれる、お客様から頂いたログを自動的に解析し、問題の被疑箇所を特定するようなグローバルの自動化プロジェクトに参加し、お客様の問題の迅速な解決を常に目指しています。CSEはシスコに来る技術的な問い合わせに対する最後の砦であるということに誇りを感じて仕事をしているという声がありました。

 

その他職種によらない業務時間の過ごし方

社内には様々なコミュニティがあり、そこでの活動に時間を割いている方々もいます。このブログ記事の執筆もその一つと言えます。コアな技術についての勉強会もあれば、文化的な活動や社内外の方によるイベントなどもあり、各々の関心に合わせて参加しています。これらの活動によって入社してから在宅勤務を続けている私たちも、所属するチーム以外の方々との交流を持つことができています。

 

おわりに

思っていたより長い記事になりましたが、ここまで読んでいただいてありがとうございます。またの機会があれば、他の年次の方々にインタビューして記事を書くことも考えています。より機密性の高い情報が多くなりそうなので記事にできるかどうか分かりませんが、、

もしインタビューをお願いすることがあればお付き合いいただけると嬉しいです!>先輩方

次回は同期の森岡が記事を投稿予定です。お楽しみに~

 

注意点

本記事についていくつか留意していただきたいことがあります。

この記事は私が同期にインタビューした内容をもとに書かれています。シスコ公式の情報ではない点にご注意ください。

また、 2020 年入社と 2021 年入社で職種名が変わっているように、その業務内容も変わっていくことが予想されます。あくまで 2020 年新卒の体験記であることをご理解ください。

最後に、情報の機密性の問題により、このシスコブログに記載できる内容は限られています。ご容赦ください。

 

高島 健

2020年4月新卒入社。

2020年12月現在、セキュリティコンサルティングエンジニアとして、省庁向けのStealthwatchとISEの導入運用支援を行うプロジェクトを軸に、東京五輪に向けたサイバーセキュリティ演習プログラムやエンタープライズ向けのVPNコンサルティング案件に携わる。

大学・大学院ではカードベース暗号に関する研究を行った。

入社後、在宅勤務の影響もあってか大幅な増量に成功。