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Cisco Secure:よりシンプルなセキュリティで複雑さを克服

この記事は、Security Marketing の Vice President である Gene Hall によるブログ「Cisco Secure – Conquering Complexity with Simplified Security」(2020/10/28)の抄訳です。

 

過去数十年で攻撃手口は極めて高度に進化してきました。それに伴い、セキュリティ業界は顧客を保護できるようあらゆる手を尽くしています。シスコも例外ではなく、新たな脅威に対抗できる強固なセキュリティの構築に常に注力してきました。しかし副作用としてサイバーセキュリティの市場で製品があふれ、把握や選択が困難になっているのも事実です。

さらに今日では、多数のセキュリティベンダーから複数の製品を導入している企業も多くあります。こうした複雑さはお客様にとって負担となっているため、簡素化を求める声が多数寄せられています。ただしそうした声は技術的な部分だけでなく、製品の名称にまで及んでいます。

簡素化を求める声に業界アナリストも同調しています。たとえば ESG 社のシニア主任アナリスト、Jon Oltsik 氏は「セキュリティ業界は複雑すぎる状態が長年続いています。使用方法はおろか、名前すら複雑で覚えきれないほどあるからです」と述べています。

サイバーセキュリティの世界的リーダーであるシスコは、こうした声に真摯に耳を傾けてきました。シスコは長年にわたる技術革新や買収により多様な技術を生み出し、取得してきました。しかしその結果として、モデルや各製品内のサブコンポーネントが違うだけで、あるいはオンプレミス向けかクラウド向けかの違いだけで製品名が異なる事態になっています。これがお客様の混乱を招いていることを認識しており、複雑化の傾向に歯止めをかけることで、お客様の負担を軽減したいと考えています。

この点を念頭に組織されたシスコのセキュリティチームは、製品を簡素化できるよう数年前から取り組んできました。目指すのは「発注しやすく、使いやすく、理解しやすい」ことです。次の 3 つの主要なイニシアチブを通じて、セキュリティ製品の顧客エクスペリエンスをよりシンプルにできるよう取り組みを進めています。

これらの作業は容易ではありません。しかし同時に、世界最大のエンタープライズ サイバー セキュリティ企業であるシスコにとって、かつてない規模の大胆な変革で業界をリードするまたとない機会でもあります。もちろん慎重で精力的な取り組みも欠かせません。なぜなら、業界に真の変化をもたらし、模範を示すには、しかるべき方法で変革を行う必要があるからです。

 

セキュリティポートフォリオの名称を「Cisco Secure」とし、製品名をシンプル化!

先日のブログ記事でご説明したように、製品名をシンプルにすることにおいて大きなマイルストーンを達成しました。統合されたセキュリティプラットフォームである「Cisco SecureX」の発表と、セキュリティポートフォリオの名称を「Cisco Secure」に変更するという 2 点です。そして今回、簡素化の取り組みを個々の製品名レベルにまで拡大します。

セキュリティ市場は今や膨大な数の製品(文字通り数千種類)で溢れています。そこにおけるソリューションの名称とは、機能と保護対象となるインフラを一目見て理解できるものであるべきです。どれほど優れたセキュリティ製品であっても、用途や機能を理解してもらえなければ意味がありません。

そのためシスコはセキュリティ製品の名称を、よりわかりやすい、そしてよりシンプルなものへと変更しています。名称によって製品の価値をはっきりと示すことで、お客様のインフラ構築を計画するロードマップに役立つでしょう。たとえば「Cisco Advanced Malware Protection(AMP)for Endpoints」は「Cisco Secure Endpoint」となります。Cisco E メールセキュリティ アプライアンスと Cisco Cloud Email Security は、いずれも「Cisco Secure Email」と呼ばれます。オンプレミス向けとクラウド向けで製品名を分け、複雑さを悪化させる必要はありません。

シスコの目指す製品名の簡素化ですが、舞台裏では多大な努力を払っています。名前の変更だけでも、お客様、パートナー、アナリストといった関係者に 100 時間を超えるインタビューを実施し、製品名の変更に関する意見を求めてきました。さらに、多数のシスコチームにおよぶ数ヵ月にわたる社内連携も経ています。

そこで重視しているのは、新しい製品名をお客様が望むセキュリティ目標・成果に近づけることです。そして努力が実り、製品名の数を 50 も削減することに成功。すでにお客様から大きな反響を得ています。あるお客様は、「新名称によって、各製品の機能を瞬時に把握できるようになりました」と述べています。別のお客様からは「(更新された製品名は)社内ニーズを洗い出すための、言わばチェックリストとしても使える」というポジティブな声も寄せられています。

こうした声こそ、私たちが望んでいたフィードバックです。ただし最終的な目標は、お客様が選択したテクノロジー、戦略的パートナーとしてのシスコ、そしてセキュリティ業界全体に対して、より高い安心感を得ていただくことです。防御に追われるお客様がセキュリティ製品の複雑さに圧倒されるという本末転倒の事態を改善するのは、シスコが果たすべき大きな責任です。そのためシスコは今後もお客様からの声に耳を傾け、さらに改善できる分野がないか常に模索していきます。

新名称「Cisco Secure」ポートフォリオの詳細はこちらをご覧ください。製品名の簡素化における今後のニュースは Cisco Security ブログで随時ご紹介します。

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吉川 沙代子

IT企業数社にてネットワークからクラウドまで様々な製品のフィールドマーケティングを経験したのち、2020年にシスコ入社。アジア太平洋地域(APJC)セキュリティ担当マーケティングとして活動中。