この記事は、 Security Marketing の Vice President である Gene Hall によるブログ「World, Meet Cisco Secure 」(2020/6/16)の抄訳です。
この度シスコは、発表以来大きな反響を呼んできた新プラットフォーム「Cisco SecureX」の提供を開始しました。Cisco SecureX の設計でシスコが重視したのは「さまざまなセキュリティソリューションを一体的に機能させる」というごくシンプルなコンセプトです。セキュリティソリューションとは本来、相互に連携してセキュリティに関する情報を交換し、一体となって脅威に対処するべきものだからです。
これが実現すれば、セキュリティはより体系的で効果的なものとなります。シスコは IT インフラとネットワーキングサービスにおける世界最大のプロバイダーとして、また B2B サイバーセキュリティ事業を手掛ける世界最大手として、長年の信頼と実績があります。そして今、ある分野ではかつてないほどにシスコの力が必要とされています。その分野とはすなわち、セキュリティの強化です。
相互連携への配慮を欠いた製品が数千種類も溢れ返るサイバーセキュリティ業界において、お客様が求めているのは複雑さや不要な情報を排除した、安心感のあるセキュリティです。お客様にとってベンダーの統合は二次的なものです。主眼はあくまでも成果にあります。そのためには極度な単純化を避けつつ、シンプル化を推し進める必要があります。この目標に向けた大きな布石が、シスコのクラウドネイティブなプラットフォームです。
そして同時にセキュリティ製品全体で名称とイメージを刷新し、分かりやすくしています。Cisco Secure という名称はお客様の声に応え続けるというシスコの姿勢を示しています。今後登場するソリューションでも同じ名称が使用されます。Cisco Secure はシスコの使命と価値を分かりやすく表しています。シスコのセキュリティ機能は技術的で難解でも、その価値については「Cisco Secure」の名称から、はっきりと理解できるでしょう。
Cisco Secure が採ったアプローチは業界で新風を巻き起こすものです。「高度な〇〇」「人工知能による△△」といった IT 業界で好まれがちな表現を排し、お客様にとって一番重要なことは何かに焦点を絞っているからです。シスコはプラットフォームレベルの課題を解決するための広範な専門知識と経験を備えており、その対象はデータセンター、ネットワーク、クラウド、インターネット、電子メール、エンドポイント、そしてこれらが相互接続するあらゆる場所に及びます。ネットワーク分野で世界をけん引するシスコはお客様と手を携えて複雑な IT の課題の解決に挑みます。ネットワークとアーキテクチャにセキュリティを大規模に組み込むことができるという点で、シスコは独自の地位を築いています。
今回の Cisco SecureX プラットフォームの発表は、シスコのポートフォリオ全体における新しいアプローチの幕開けとなります。シスコが目指しているのはセキュリティという概念の変革です。その象徴である Cisco SecureX という名称を決定するまでには相当な苦労があり、膨大な量の調査と議論を重ねました。そこで費やした労力は、プラットフォームを実際に構築できるほどでした。
シスコのプラットフォームのユーザエクスペリエンスは、その名称と密接に関わっています。具体的に見てみましょう。最後の「X」には、セキュリティに関してお客様が望むもの「すべて」という意味があります。たとえば「すべて」のポイントソリューションを統合し、「あらゆる場所」でセキュリティを確保したい、といった具体です。「X」を決めるのはお客様です。ニーズが増えて進化するに伴い、「X」も変化していきます。
進化の旅は始まったばかりです。「Cisco Secure」という基本ポートフォリオ名があらゆることをさらにシンプルにします。Cisco Secure はシスコのポートフォリオを拡充していきます。たとえば「Cisco Secure Remote Worker
Cisco Secure はシンプルで、本物で、新たなセキュリティの概念の出発点です。ソリューションであり、お客様が求める機能を表す製品名であり、シスコの総力をあげて効果的なセキュリティを提供していくためのビジョンでもあります。お客様のユーザエクスペリエンスをシンプルにし、成功を加速させ、現在そして未来に必要なセキュリティを実現するもの、それが Cisco Secure なのです。
詳細については、Cisco SecureX プレスリリース、Cisco SecureXの概要、Cisco.com に新しく掲載された Cisco Secure ページを参照してください。