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未来はもうここに。 Cisco Catalyst 9100 Wi-Fi 6 アクセス ポイントの登場

この記事は、シスコのエンタープライズ ワイヤレス ソリューションのプロダクト マネジメント担当バイス プレジデント
Greg Dorai
によるブログ「The Future is Now! Presenting the Cisco Catalyst 9100 Wi-Fi 6 Access Points(2019/5/1)の抄訳です。

 

私は子どもの頃、未来では車が空を飛んでいたり、皆が同じ銀色のジャンプスーツを着ていたりすると思っていました。その頃から少し経ちましたが、私は空飛ぶ車を持っていませんし、ジャンプスーツも着ていません。けれども、シスコで働いているおかげで、シスコが世界に繰り出す最新技術のすべてを知ることができます。

シスコは Catalyst 9100 アクセス ポイントを新たに発売し、インテントベース ネットワーク、つまり未来のネットワークを今から実現すべく取り組んでいます。Catalyst 9100 アクセスポイントは、Catalyst ファミリの新製品で Wi-Fi 6(802.11ax)標準に準拠したシスコ初のアクセス ポイントです。

ネットワークの未来については、これまで多くの人が話してきました。今年バルセロナで開催された MWC でのシスコ CEO、Chuck Robbins によるプレゼンテーションをご覧になった方や、新しい Wi-Fi 技術についてお知らせする数日前のバーチャル イベントをご覧になった方もいらっしゃるでしょう。

この製品について、新規格の利用に必要な単なる「新製品」に過ぎず、空飛ぶ車のような驚くほどのニュースではないと考えている方もいることでしょう。確かにそれは間違っていません。空飛ぶ車が手に入るわけではないのですから。けれども、これらの新しい機器は帯域幅が広くなり、ネットワーク接続の信頼性が高められ、今後ネットワークを自動化していくために必要な機能を備えています。これらの新機能により、たくさんの実に優れた使い方が可能になるほか、さまざまな点が改善されます。

それはなぜでしょう。ロボットや最先端の仮想/拡張現実(VR/AR)などを考えてみてください。

個人的に一番のお気に入りテレビ番組のひとつは『シンプソンズ』というアニメです。その中で、リサが完璧な学校生活を空想するエピソードがあります。先生から仮想現実ヘルメットをかぶるように言われ、チンギス・カンの時代にタイムトリップするというちょっとベタなお話です。Catalyst 9100 アクセスポイントと帯域幅の増加、強力な接続のおかげで、これはもはや漫画の中の空想ではなくなります。生徒たちはそれぞれが学習する内容にまさに入り込んで学ぶことができます。AR を使って 1000 年前にタイムトリップすることも、歴史的な戦いを再現することも、科学的研究に没頭することもできるのです。

VR と Wi-Fi 6 の組み合わせが役立つのは、とんがった髪型の小学 2 年の天才児たちだけではありません。外科医は世界の反対側にある病院にいる患者に VR を使って遠隔手術ができます。つまり、患者が必要な治療を受けられるかどうかを判断する際、地理的距離や時間はもはや関係ありません。

この新しい技術を利用するには、デバイスの数が増えても、それに伴ってデータが増加しても処理できる、信頼性の高い、スケーラブルで安全なワイヤレス ネットワークが必要です。ここで出番となるのが Cisco Catalyst 9100 アクセス ポイントです。このアクセス ポイントはネットワークに接続するデバイスやアプリケーションの急増に対応するために必要な堅牢なネットワークを構築する最初のステップになります。

次のようなことが期待できます。

  • 強化された機能:Cisco RF ASIC は CleanAir、ワイヤレス侵入防御システム(WIPS)、Fast Locate のデュアル フィルタ DFS、オフチャネル RRM を提供します。これらは今後のリリースで利用できるようになります。また、Cisco Catalyst 9100 アクセス ポイントは Target Wake Time もサポートしています。これはあらかじめ決められた時間にアクセス ポイントとのデータ通信を行う新しいモードで、この時間までクライアントはスリープ状態になるため消費電力を抑えられます。802.11n および 802.11ac よりもかなり消費電力が抑えられ、以前の標準規格と比べると最高 3 ~4 倍もの差があります。さらに、これによりスマートフォン、タブレット、 IoT デバイスなど、末端デバイスの電力とバッテリーの効率性も改善されます。
  • IoT の急増に対応する:Cisco Catalyst 9100 アクセス ポイントは複数言語をサポートし、Wi-Fi、BLE、Zigbee などの IoTプロトコルをアプリケーションで実装します。IoT は照明器具、暖房器具、セキュリティ カメラだけではありません。病院の救命医療機器、小売店の在庫補充ロボット、製造業の重機など、これらの機器すべてが IoT です。あらゆるものがつながる中で、一部の機器は文字通り生死を分けることもあるため、常に稼働している必要があります。このような機器で決してダウンタイムが生じないようにすることが重要です。
  • プログラマブル RF ASIC によりカスタマイズが可能:Catalyst 9120 アクセス ポイントはカスタム RF ASIC を搭載しており、リアルタイム分析機能を提供します。Cisco DNA Assurance と組み合わせることで、RF の詳細な情報と可視性が得られるため、その分析からネットワークの運用をさらに効率化できます。また、カスタム RF ASIC には専用の 3 番目の無線があり、高密度な状態で自動的に有効になります。RF 干渉の緩和や不正検出などその他の機能も提供されます。
  • 信頼性:常に接続されている、常に信頼できる、シームレスなエクスペリエンスを実現します。Catalyst 9100 アクセス ポイントはローミング機能が改善されており、優れた Wi-Fi エクスペリエンスが可能になります。信頼性の項目にスペクトル インテリジェンスと干渉および不正検出が加わり、シームレスな接続を妨げるあらゆる問題をネットワークから取り除くことができます。
  • キャパシティ:Wi-Fi 6 のおかげで、100 台以上の機器が同時に通信した場合でも遅延が抑えられます。また、Catalyst 9100 アクセス ポイントは、アプリケーション リソースの分配に役立つ OFDMA と MU-MIMO をサポートする予定です。OFDMA は低帯域幅のアプリケーションに理想的で、遅延を抑えながら効率性を高めます。高帯域幅アプリケーションの場合は、MU-MIMO によってキャパシティが増加し、ユーザあたりの速度が向上します。複数の配達トラックで複数のユーザに同時に対応するのが MU-MIMO、1 台の配達トラックで各ユーザに対応するのが OFDMA と考えるとよいでしょう。

新しい Catalyst 9100 アクセスポイントは、すぐにでも皆さんのインフラストラクチャを次のレベルに引き上げる準備ができています。毎日のようにネットワークに機器が追加されている状況では、この次のレベルもすぐに必要なレベルになります。

未来は皆さんが考えるよりも、ずっと近いところにあります。今からその未来に備えるには、インフラストラクチャを正しく準備することが大切です。

詳細については、ここをクリックしてください。