この記事は、グローバル インフォメーション システム担当エンジニアリング テクニカル スタッフである Joe DeSanto によるブログ「Cisco Intersight: Taking the Infrastructure Out of Infrastructure Management」 (2018/08/30)の抄訳です。
シスコでは 12,500 台の Cisco UCS サーバを使用しているため、常に管理を簡素化する革新的な方法を模索しています。ブレード サーバの管理には、オンプレミスの Cisco UCS Director と UCS Central を、スタンドアロンのラック サーバの管理には Cisco Integrated Management Controller を活用しています。現時点でシスコの管理ソフトウェアは、日常業務の自動化、問題解決の迅速化を含め、私たちが望むほぼすべてのことを実行できます。
私たちのウィッシュ リストには 1 つの項目が残されています。それは現在のシスコ管理ソフトウェアと同じ機能を提供するクラウド サービスです。「Management as a Service」があれば、オンプレミスの管理サーバが必要なくなります。また、製品モデルや世界中の場所を問わず、「単一の管理画面」からすべてのサーバを表示する拡張性も得ることができます。拡張を続けてもアプリケーション インスタンスを追加する必要はないため、このサービスは非常に魅力的です。
シスコは、新しいクラウド サービスである Cisco Intersight によってこのビジョンを実現しようとしています。Intersight は、世界のあらゆる場所にあるサポート対象のサーバを「検出」し、ユーザに場所、サーバのタイプ、ファームウェアのバージョンなどでソートしたレポートを生成する機能を提供します。実際私たちは、バンガロールの B200 M5 ブレード サーバから、アムステルダムの C480 M5 ラック サーバまですべてのサーバを単一の管理画面で確認することができます。単一のビューを使用することで、たとえばファームウェアのアップグレードが必要なすべてのサーバ、新たに発見されたセキュリティ脆弱性があるすべてのサーバ、フリート アップグレード プログラムを通じて置き換えるすべてのサーバを、はるかに迅速に特定することができます。
私たちは Intersight の最初の顧客です。つまりお客様への提供に先駆けて Intersight を試用しています。これまでに、66 の Cisco UCS ドメインと合計 2,500 台のサーバ(154 台のスタンドアロン ラック サーバを含む)を検出しています。これはシスコの保有機器の 16% にあたります。私たちは最初の顧客として深く関与することで、導入ガイドラインの検証、さまざまな使用例に対するビジネス バリューの測定、運用のベスト プラクティスの開発に取り組んでいますので、今後利用するお客様のお役に立てるはずです。
私たちは徐々に Intersight への移行を進めており、通常のアップグレード プロセスで Intersight のサポート対象外の旧式のサーバとファームウェアを新しいバージョンに置き換えています。Intersight によって多くの時間を節約できた領域をご紹介します。
結論:シスコのチームは、インフラストラクチャの管理に費やす時間を短縮し、より多くの時間をビジネス運営やイノベーションに費やすことができるようになり、Intersight から恩恵を受けています。詳細については、この概要
クラウドの UCS サーバ管理にどのようなことを期待しますか。コメント欄でお聞かせください。