チェコ オープン出場、そして…

チェコオープンに出場してきました。大会を終えた試合会場のオストラバで書いています。

結果は残念ながら個人戦、団体戦共に予選敗退となりました。個人戦は4人の予選ブロックで、僕は 3 番手の位置でした。いわゆる車椅子プレーヤー独特の「車椅子卓球」を得意とする格下には意表を突かれ苦しい場面もありましたが、勝ちきることが出来ました。ですが、昨年一度対戦した格上には勝つことができず、また初対戦の格上には序盤でリードしながらも接戦をものにできず逆転負けを喫してしまいました。

団体戦は日本人ペアで挑みましたが、強豪 2 チームを相手にダブルス、シングルスともに接戦を制することが出来ずに予選敗退。特に初戦のイタリア戦では、僕はシングルストップで出ましたが、2 セットリードするもそこから逆転負けを喫っし、また次戦では個人戦で負けた相手と再戦。やはり接戦となりましたが勝ち切ることができませんでした。

やってきたことを発揮できた試合内容ではありましたが、技術以外の部分での修正が必要と反省しています。ではその部分をどう磨いていくのか?自分自身その点についても答えは見えているつもりでいますが、帰国後コーチと共にそれを確認し、早速修正に取り掛かっていこうと思っています。

今回の帰国後 4 日目からは 4 日間のアジアパラ競技大会直前合宿があり、それを終えた翌日にはインドネシアへ向けて出発というタイトなスケジュールになりますが、今のところ体調面はいたって好調。唯一帰国時の時差ボケに多少の不安は感じながらも、通常の大会とは異なるより大きな大会への期待感の方がそれを大きく上回っている現状です。
それには今回のチェコで得た自信や経験もあるのかもしれません。

では、次に向けてスタートします!

渡邊 剛

2018年4月、シスコシステムズ合同会社入社。

福岡県出身

中学高校の6年間卓球部に所属。高校生の頃に福岡県大会出場。

高校卒業以降、卓球は全く行わず。

2006年、32歳の時にバイク事故でせき髄損傷し車椅子生活に。

2012年秋に中学の同級生が同じくバイク事故で車椅子生活を送っていることを知り、その彼と再会。彼は車椅子マラソンの日本代表選手になっており、その彼の勧めで2013年より車椅子卓球を始める。

 

2014年

  • 第14回全国障害者スポーツ大会長崎がんばらんば大会 卓球競技 金メダル
  • 第6回国際クラス別肢体不自由者卓球選手権大会 クラス3 4位
  • ナショナルチーム育成選手として国際大会出場権獲得

2015年

    第35回ジャパン・オープン肢体不自由者卓球選手権大会個人戦G2クラス優勝団体戦準優勝
  • 国際大会スペイン・オープン 個人戦 ベスト8タイ・オープン 個人戦 銅メダル

2016年

  • 第8回国際クラス別パラ卓球選手権大会 クラス3 4位

2017年

  • 世界選手権団体戦スロヴァキア大会 出場
  • コリア・オープン 団体戦銀メダル
  • 第9回国際クラス別パラ卓球選手権大会 クラス3 4位