Cisco Japan Blog
Share

シスコと Google:画期的なオープン ハイブリッド クラウドのイノベーション

- 2017年10月30日 3:30 PM

 Kip Comptonこの記事は、クラウド プラットフォーム&ソリューション グループのバイスプレジデント Kip Compton によるブログ「Cisco and Google: Enabling Breakthrough Open Hybrid Cloud Innovationpopup_icon(2017/10/25)の抄訳です。

パブリック クラウドが現れてから 10 年ほどになります。その間に、私たちは急速な進展を経験しました。当初は懐疑的であったものが、検証の時を経て、ついにはパブリック クラウドとプライベート クラウドのどちらが適切であるかという議論を行うまでになりました。そして、このような議論の末、大半の企業がプライベート クラウドとパブリック クラウドの両方を利用してビジネスを進めているのが現状です。ただ、「両方」という言葉の響きはシンプルではありますが、実際にハイブリッド クラウド環境を管理するには、相応のコストと複雑さが伴います。また、今日ではハイブリッド クラウドが定着しているため、組織やクラウド事業者にとって、プライベート クラウドであれ、パブリック クラウドであれ、適切な環境に適切なワークロードを割り当てることが重要な課題となっています。

確かにハイブリッド クラウドが普及していますが、それが容易だからという理由ではありません。パブリック クラウドとプライベート クラウドの間には大きな違いがあり、両者の間を自由に行き来できるアプリケーションを作るのは困難であり、開発者に大きな負担を与えます。たとえば、開発者はパブリック クラウドで開発を行い、それがプライベート クラウドに導入されることを望みます。誰もがハイブリッド クラウドの機能が必要だと認識していますが、実際には簡単なことではありません。特にオープンなアプローチを採用して、複数のパブリック クラウドで業務を行えるようにしようとする組織にとっては難しい課題です。

いままで意識することなく、既存のアプリケーションは分散されていて、オンプレミスに配置されていたり、パブリック クラウドに配置されていたりします。ここでの課題は、それらのアプリケーションがすべて連携して動作していることです。アプリケーションを複数の環境に拡張できるようにすることで、他のデータセンターやクラウドにあるアプリケーションやサービスを活用することができるのです。

ハイブリッド クラウドを実現する上での課題の 1 つが、クラウドでは通常、配下にあるハードウェアやリソースが抽象化されていることです。そして、この抽象化の仕組みはクラウドごとに異なります。この抽象化のおかげで、ここ数年のクラウド プラットフォームが提供する機能の急速なイノベーションや拡大が実現してきたわけですが、抽象化における相違が、ハイブリッド クラウドを実装する企業にとっては実質的な障害となってきています。

シスコと Google Cloud のエンジニアリング チームが協力して、新しいソリューションの開発を始めるにあたり、このような課題が念頭に置かれました。アプリケーションがクラウドの利点を十分に活用して、既存のオンプレミスの IT 資産とシームレスに統合できるようにすることが期待されました。最終的には、オンプレミスの環境とクラウドの環境を一体化させ、開発者が場所を意識せずに開発し、どこにでも自由に導入できるようにすることを目指しました。そして、それらを、継続的なイノベーションを短期間で行えるような最新の手法で実施しました。その結果、クラウドの持つ俊敏性や拡張性とエンタプライズクラスのセキュリティやサポートを兼ね備えたソリューションが実現しました。

このような共同作業によって、本日、Google Cloud とシスコとの新たな戦略的パートナーシップを発表するに至りました。チームが考案した内容は大変期待の持てるもので、企業がこの重要かつ複雑な領域を、さらにスピード、俊敏性、信頼性を向上させながら推進していけるよう支援できると確信しています。このソリューションでは、オンプレミスとクラウドの環境におけるさまざまな機能が抽象化されます。それによって、アプリケーションがその実行環境に左右されることなく、必要な機能に接続できます。開発者は、場所を意識せずに最新のアプリケーションを開発し、どこにでも自由に導入できるようになるため、生産性が大きく向上します。また、クラウド上のアプリケーションがオンプレミスの機能(既存の IT システムを含む)を活用したり、オンプレミスのアプリケーションが新しいクラウドの機能を活用したりできるようになります。クラウドのスピードと俊敏性を得るために、「リフトアンドシフト方式(クラウドにとりあえず上げてから変更する)」で対応する必要がなくなるのです。

もちろん、今回のイノベーションを企業に導入していただくためには、エンタープライズクラスのセキュリティ、ネットワーキング、インフラストラクチャ機能の統合はもちろん、エンタープライズクラスのサポートを提供する必要があります。どれも、シスコから提供することを期待されているものです。

このたびのパートナーシップにより、アプリケーションをオンプレミスの環境とクラウドベースの環境にシームレスに展開させることが可能となるため、お客様が必要とするクラウドのスピードと拡張性が実現されます。

この戦略的な連携に、ご期待ください。本当にお伝えしたいことがたくさんあります。今後数週間、数ヵ月のうちにさらに多くの情報を発表いたします。開発者の方は、下にある DevNet のリンクで、今回のソリューションのコンポーネントに関する詳細情報をぜひご確認ください。また、私の同僚である Nan Boden(Google Cloud の Global Technology Partners の責任者)のブログpopup_iconもご覧ください。

詳細については、次を参照してください。

 

 

 

Tags:
Leave a comment

Share