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ビジネスを最新技術で支える IT 部門 – 3 つのお客様事例

この記事は、シスコの APJ セールス&マーケティング担当ディレクターである Dave West によるブログ「IT keeping up with business – Three customer examples(2015/7/28)を意訳したものです。

今起きているテクノロジーの移行で最も重要なのが、クラウドとモビリティです。これによって変化したビジネス環境が、元の姿に戻ることはありません。企業はクラウドとモビリティに適合し、何らかの形で変革を進める必要があります。この変革により、クラウドとモビリティが顧客分析、職場環境の柔軟性と生産性向上、市場参入の迅速化、さらなるコスト削減を実現し、ほとんどのケースで企業の収益拡大が促進されます。企業に必要なものは、成長のすべての可能性を捉えることができる適切なテクノロジーです。

まさにそれが、シスコがお客様に提供しているものです。複雑な IT 運用をシンプルなタスクに落とし込み、IT チームがビジネス要件とイノベーションに対応できるようにサポートしています。IT 部門は、企業が優れたカスタマー サービスを提供し、競争優位性を持続的に確保する上で、重要な役割を担っています。IT 部門は従来のような後追いではなく、事業部門の戦略的パートナーとして、ビジネスの要求をビジネス成果に変換する能力、スピード、俊敏性をもって協力していく必要があります。

前回のブログ記事では、Interop Tokyo で 8 つの賞を受賞したことを紹介しました。そのうち、Cisco Meraki はクラウド サービス カテゴリのグランプリ、Cisco Hyperlocation Module はモバイルおよびワイヤレス カテゴリのグランプリを受賞しています。これらのソリューションの機能は傑出しており、その評価も当然と言えるでしょう。今日はその理由を具体的に示してみたいと思います。

Cisco Meraki

Cisco Meraki は、シンプルなビジネス哲学に基づいたクラウドマネージ型の IT ソリューションです。ネットワーキングの管理とモニタリングを劇的に容易にし、IT スタッフがネットワーク運用を 1 つのダッシュボードから調整できるようにし、事業部門(LoB)のマネージャが簡単な操作でわずか数分の間に優れた意思決定を行えるようにします。Meraki ネットワークの導入実績が 20 万を超えていることからも、クラウド マネージド IT の価値は明らかです。その例をいくつかご紹介します。

3 年前に Meraki の導入を開始したときは、機器の標準化と導入のシンプル化を目指していました。現在では、見つかった Meraki 以外のすべての AP Meraki AP に交換しており、Meraki ダッシュボードのエキスパートになりつつあります」 – Cardno 社 シニア ネットワーク エンジニア Christian Lighezan 氏

Cardno 社は、クラウド ネットワーキングがどのように世界の離れた場所の従業員にもモビリティと生産性向上を実現するかを示す優れたケース スタディです。オーストラリアに本拠を置く Cardno 社は、プロフェッショナルなインフラストラクチャおよび環境サービス企業であり、本国に 90 ヵ所、さらにアフリカと東南アジアに 200 ヵ所のオフィスを展開しています。同社の IT チームのメンバーはわずか 4 人です。 Cardno 社が求めたのは、事前設定から制御、分析、レポートに至るまで、IT 運用がシンプルになり、出張経費や追加費用も発生しない、統合されたクラウド管理ソリューションでした。Meraki は期待以上の効果を発揮したのです。

Cardno 社のような企業が新興国で新しいブランチを設立するときには、ネットワーク上の課題に直面することも稀ではありません。ナイジェリアでもまさに課題が発生しました。このチームは、言語とローカリゼーションに関する課題、ハードウェアのインポート制限、人材の不足など、さまざまな問題に直面していました。導入を容易にしてリスクを軽減するために、このチームは導入前にソリューションを事前設定しました。ハードウェアが届くと、Cardno 社はセットアップをサードパーティの請負業者に依頼し、深夜に電話で指示しながらセットアップを行いました。リモート ブランチは数時間で稼働し始めました。

ネットワークのインストールが簡単になることに加えて、Cardno 社がクライアントによる要求や制約に対応するには、サイト間接続(たとえばクライアントのサイトと Cardno 社のオフィス間)も非常に重要でした。 Meraki によって、IT 運用が軽減されてビジネスの俊敏性が高まり、優れたユーザ エクスペリエンスを提供するネットワークが実現します。Cardno 社の事例をご覧ください。

Meraki のダッシュボードは 10 分で使いこなすことができます」 – NTUC Club、IT アシスタント マネージャ Kevin Fobrogo 氏

NTUC Club は、シンガポールの大規模な NTUC 協同組合のレジャーおよびエンターテインメント部門として、多様なクラブハウス、リゾート、ボウリング場に加え、ウォーター パークとゴルフ コースもそれぞれ 1 つずつ運営しており、会員数は 100 万を超えています。NTUC では、IT マネージャ 2 名の小さなチームがシンガポールの他のエンターテインメント企業から Meraki のことを聞き、2014 年 10 月に Meraki を導入しました。Meraki ダッシュボードを目にしてからは、迷いはありませんでした。

Meraki を導入する以前、NTUC はさまざまなサイトのスタッフから苦情が上がるまで、ネットワーク上の問題をなかなか検出できませんでした。また問題に対処するには、出張サービスを行うしか方法がありませんでした。それには時間とコストがかかります。現在では状況がまったく変わりました。IT チームはスタッフに通知した上で、オフィスを離れることなくネットワーク上の問題を修正できるようになったのです。また帯域幅の問題にも対応して、カスタマー エクスペリエンスを向上させることが可能になりました。

Cisco Hyperlocation Module が実現するシスコ コネクテッド モバイル エクスペリエンス

シスコ コネクテッド モバイル エクスペリエンス(CMX)ソリューションと新しい Hyperlocation Module により、組織はネットワークをプラットフォームとして活用して分析とインテリジェンスを導き出し、運用の最適化とカスタマー エクスペリエンスの向上につなげることができます。

「学生が何を求めているかを、よく理解できるようになってきました。キャンパス内のどこに学生がいるかを把握することで、さらに革新的なサービスの提供が可能になります」 – ディーキン大学 新興技術プロジェクト マネージャ Alan Longmuir 氏

オーストラリアのディーキン大学は、シスコのモビリティ サービスがすでに広く利用されているスマート キャンパスで、新時代の図書館を構築しています。CMX の可能性を認識したディーキン大学は、学生の協力の下で、Library Occupancy Heat Map と Assist Me モバイル アプリケーションという 2 つの図書館に関するプロトタイプのアプリを設計しました。

学生は、図書館への入館時に Library Occupancy Heat Map を目にすることになります。これは図書館の入口に戦略的に配置されていて、混み具合はどの程度か、お気に入りの席が空いているかどうかを視覚的に確認できます。これはインタラクティブなマップであり、学生は席を探してあちこち歩き回る必要がありません。このマップは、 Assist Me App によってさらに効果的なものになっています。このアプリを使用すれば、学生はわざわざインフォメーション デスクに行かなくても、モバイル デバイスなどから目的の本をすばやく探すことができます。また学生の名前、写真、図書館内の正確な位置が示された即時通知を送信すれば、スタッフに来てもらうこともできます。ディーキン大学の図書館では、かつてなく効率的に研究ができるようになりました。

ディーキン大学の事例をご覧ください。

今回は、シスコのクラウドおよびモビリティ ソリューションがどのように企業のビジネス成果を促進し、顧客とのエンゲージメント向上を可能にするか、一部の例を紹介してみました。 これらのソリューションによって、カスタマー インサイトの向上と IT 運用のシンプル化が実現し、ビジネスの俊敏性とイノベーションが加速されます。

Meraki および CMX のケース スタディでは、今回紹介したカスタマー エクスペリエンスの詳細以外にも、さまざまな事例を見ることができます。