さらなるマイルストーン:Gartner がシスコをテレフォニーのリーダーに選出

この記事は、コラボレーション インフラストラクチャ部門のシニア ディレクターである Thomas McCafferty によるブログ「Another Milestone: Gartner Names Cisco a Leader in Telephony(2014/11/10)を意訳したものです。

コラボレーションとコミュニケーションの方法は進化を続けていますが、テレフォニーがビジネスコミュニケーションの基本要素であることに変わりはありません。コラボレーションにさまざまなテクノロジーが使われるようになっても、多くの場合、デフォルトのオプションはテレフォニーのままです。テレフォニーは、どこでも利用できる、リアルタイムでパーソナルな人と人とのやり取りで、同僚、顧客、パートナーとのコミュニケーションに欠かせません。

こうしたテレフォニーの重要性から、テレフォニー関連の製品について評価されることは私たちにとって常に喜ばしいことです。Gartner は、12 年前からこの分野でシスコを評価してきましたが、今回また、2014 Magic Quadrant for Corporate Telephony(企業向けテレフォニーのマジッククアドラント)でシスコをリーダーに選出しました。Gartner はテレフォニー分野の企業を「実行能力」と「ビジョンの完全性」に基づくグリッドに位置付けていますが、シスコはそのグリッドの右上に位置付けられています。

Gartner 2014 Magic Quadrant for Corporate Telephony

シスコのユニファイドコミュニケーション製品とテレフォニー製品は、シスコのコラボレーションポートフォリオの中で最も広く普及しています。シスコの企業向けテレフォニープラットフォームの核となる Unified Communications Manager は、シスココラボレーションへの入り口となるゲートウェイ製品としてよく利用されています。

Gartner は、企業向けテレフォニープラットフォームを評価する企業に以下の点に注目するように勧めています。

  • 可用性と拡張性に優れたソリューション
  • Session Initiation Protocol(SIP)対応
  • デスクトップ機能とソフトフォン機能
  • 企業の IT アプリケーションとの統合
  • 加入電話並みの音声品質

企業向けテレフォニー全般およびシスコや他のベンダーの Gartner による位置付けの詳細については、Gartner のレポート をご覧ください。

シスコは、2002 年から Gartner の Telephony Magic Quadrant でリーダーに選出されています。* この地位を獲得するのは容易なことではなく、さらに、それを維持するためには、絶え間なく変化するビジネスニーズを満たすための継続的なイノベーションが必要とされます。シスコが現在に至るまでに達成してきたマイルストーンの例を以下にいくつかご紹介します。

これまでの軌跡

シスコは 1990 年代末にトールバイパスソリューションによる IP テレフォニーに着手しました。Cisco TDM ゲートウェイにより、企業は、オフィス間の音声トラフィックに PSTN の代わりに WAN を使ってコストを削減できるようになりました。TDM ゲートウェイは現在、世界市場の 85% を占めています(Synergy Research Group、2014 年)。

シスコは IP テレフォニーの分野で多くの快挙を成し遂げています。以下のことを最初に成し遂げたベンダーはシスコです。

  • 電話機に XML アプリケーションを導入
  • 電話機にインライン電源を統合
  • ブランチでのテレフォニーの存続可能性を実現
  • E911 をサポート
  • クラスタリングを提供
  • VoIP のスケーリング

2002 年に 100 万台目の IP フォンを出荷しました。現在では、IP フォンの出荷台数は 7,000 万台を超えています。

IP テレフォニーの導入促進のために QSIG を追加しました。シスコは 2003 年に、ISDN シグナリングプロトコルの QSIG を Cisco Unified Communications Manager に追加して、レガシーシステムとの相互運用性を向上させました。QSIG を使用すると、置き換えの準備が整うまで従来の(TDM)PBX を維持したままシスコテレフォニーを導入できます。その間ユーザは、2 つのシステムにまたがる通話でも、発信者 ID やメッセージ待機インジケータなどのサービスを利用できます。

現在の到達点

相互運用性:H.264 SVC のサポート、Microsoft の RDP との相互運用性などの新機能が来年導入されます。

アナログソリューション:シスコのポートフォリオには、Cisco VG シリーズゲートウェイと呼ばれる一連のアナログゲートウェイが含まれています。これにより、アナログ電話や FAX などのデバイスを IP テレフォニーネットワークに接続することができます。

エンタープライズセッションボーダーコントロール:サービスプロバイダーは、TDM トランキングから SIP トランキングへの移行を進めています。シスコはこの分野のマーケットリーダーで、現在、ほとんどの企業がセッションボーダーコントローラとして Cisco Unified Border Element(CUBE)を選んでいます(Infonetics Research、2014 年)。

クラウドオプション:今日では、Cisco Powered クラウドサービスのプロバイダーを通じて、オンプレミスのシスコテレフォニーと同じ利点と機能(UC、コラボレーションなど)をクラウドで享受できます。

これまでに多くのことがありました。そうした中で、ポートフォリオが拡充され、テレフォニーが一連のコラボレーション製品に統合されました。シスコは今後も、お客様のニーズを満たし、さらにその先へと進むために、コラボレーションソリューションの革新と進化に取り組んでいきます。

*これまでのタイトルには、Magic Quadrant for Corporate Telephony in North America、Magic Quadrant for North American Telephony、North American Enterprise Telephony Magic Quadrant などがあります。

本図表は、Gartner, Inc. の発行物の一部であり、評価するには発行物全体をご覧いただく必要があります。Gartner の発行物は、リクエストによりシスコからご提供することが可能です。Gartner は、自社の発行物に掲載された特定のベンダー、製品またはサービスを推奨するものではありません。また、最高のレーティング又はその他の評価を得たベンダーのみを選択するようテクノロジーの利用者に助言するものではありません。Gartner の発行物は、Gartner の見解を表したものであり、事実を表現したものではありません。ガートナーは、明示または黙示を問わず、本リサーチの商品性や特定目的への適合性を含め、一切の保証を行うものではありません。

 

岩岸 優希

ソリューションズ システムズ エンジニアリングに所属するテクニカルソリューションズアーキテクト (TSA)。Cisco Unified Communications Manager および Cisco Jabber などのコラボレーション製品を担当。

シスコへは 2001年 4月に新卒として入社。日本市場向け製品開発を主としたアライアンスによる共同開発、VoIP 相互接続などに携わった後、現在はソリューション開発を担当。

誰も触っていない新しいソリューションに挑戦することがモットー。

北海道出身、大学では応用数学を専攻。趣味は中国語会話、東直己さんの小説を読むこと。

Blog アドレス : http://cs.co/yiwagish

テクニカルソリューションズアーキテクト(TSA)についてテクニカルソリューションズアーキテクト(TSA)とは、シスコの中で技術系のスペシャリストとして

認定されたシステムズエンジニアにのみ与えられる称号です。

TSA はそれぞれが専門とする技術領域を持ち、高度化・複雑化するお客様のシステムの提供に貢献するのみならず、

課題解決に役立つ先進的なアーキテクチャを構築、シスコパートナーエンジニアとともに業界内外へ展開することを目指している技術者達です。

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