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子育て卒業ワーママがちょっと俯瞰して見るシスコでの働き方 Vol.2 ー 勝手にCisco 役員名言集


2017年4月18日


夫婦ともに地方出身者であるワーキング ペアレンツな我が家は、子育ての各段階に存在するワーママ育児トラップのほとんど全てに見事にはまってしまいました。振り返ると、もっと上手にやり過ごす方法もあったのでは?とも思いますが、子供の成長とともに複雑化するトラップにはまり、そこから抜け出そうといつももがいていたことばかりを思い出します。そんなワーママとしての苦悩を十分に味わったせいか、周りの方の暖かい支援の言葉や、ちょっとふさぎこんだ気持ちが晴れやかになる言葉に少しばかり敏感になってしまいました。

と、いうわけで「泣けるほどじーんとくる」と私が感じた(ちょっと大げさかも・・・)シスコで触れた言葉を個人的に書き留めた「勝手にシスコ役員名言集」をご紹介しようと思います。

シスコのビジョン

Changing the way we work, live, play and learn.

今後のシスコを考える際に、まずシスコの働き方はこの10年でどう変わったのだろう・・・ということを社内の I&C FWP(Flexible Work Practices 柔軟な働き方の実践)アンバサダーチームでディスカッションをしました。多くの革新的な技術、制度や習慣の変化、また思いやりの文化の醸成などの発展を確認しましたが、一方で普遍的に変わらないものであるビジョン「Changing the way we work, live play and learn」(私たちはよりよい働き方、生き方、遊び方そして学び方を求めて変革を続け、そしてその体験からまた学び、変革を起こす。そして変革しようとする仲間を支援する。)に支えられたカルチャーが私たちの土台になっていることに気づき、感動しました。

2015 シスコ社長交代の日
CEO John T. Chambers とそれに返答した現CEO Chuck Robbins のスピーチの一部

John「今日は祝いの日だけでなく、ひとつの家族として、われわれの将来に向けてともに踏み出す、記念に残る日である。弱さを強みにかえること、思いやりを持ってコミュニケーションをとること。シスコは君たち自身。善良で有能で正直な君たち、それがシスコ。」

Chuck 「私たちのゴールは君たちそしてお客様の成功だ。さあ共に信じられないことをやっていこうじゃないか、シスコのこれからの時代の幕開けはきっと今まで以上にすばらしい。」

社長交代式での一場面。CEOとして最後のスピーチとなる場面で、Johnから社員へ投げかけられたメッセージです。会社があって人があるではなく、自分たちがシスコを完成させているんだと感じるメッセージに目頭が熱くなりました。そしてそれに答えるような Chuck からのメッセージもまた、「そんな君たちがいるからもっとすごいことができるんだ、信じてるよ!一緒にがんばろう!」と言われているような気持ちがし、CEO を退任する John に対する寂しさの思いが一瞬で反転し、一気に高揚したのを思い出します。

2015 Chief Marketing Officer
Karen Walker

「シスコのブランドは、イノベーションであり、そしてシスコカルチャーである。感動を伴うつながりが顧客を動かし、人間としての結びつきを得る」

Karan から投げかけられたメッセージ。冒頭のシスコのビジョンを意識させるようなメッセージ。この「感動が顧客を動かし、人間としての結びつきを得る」の部分が、私たちのビジョン”Changing the way we work, live, play and learn.”を再認識させ、私たちはお客様へ感動を提供しつづけなければいけないのだという使命を熱く感じました。

2015 Chief Strategy Officer
Hilton Romanski

「シスコは買収した会社からビジネスモデルやその他スキルの多くを学ぶ、一方的に押し付けるのではなく、よりよりものを吸収しそして経験と知識を共有する。」

「買収は会社にとって負担も大きいものだと思うが、なぜ買収することを選ぶのですか?」という質問に対する回答だったと記憶しています。新しい会社の知見を吸収してシスコと新しく参画した会社で共に新しい価値を生み出す、そこに目的があるという明確な回答を即座に返答している姿に感動しました。

2016 Feb. Executive Chairman
John T. Chambers

「変革しなければよりリスクが高まり、そして後悔するだろう。」
「自分が正しいと信じることを実行しなさい。」

日本オフィスにジョンが来日した際に私から John へ問いかけた質問の回答です。

「変革の最中は正解が見出せないこともしばしば、意見の食い違いや個々人のバックグラウンド カルチャーの違いで、正解が示されず不明瞭になることほとんど、また変革に向けて自分が取った行動が間違だ(だった)と指摘されることもある。このような難しい局面に陥った場合、John ならばどのように行動しますか?」と質問しました。その時シンプルに、この回答をいただきました。

「私は変革しないほうが怖い、変革しなければよりリスクが高まり、そして後悔するだろう。正解が見えないこともある、周りの意見を聞いてもなにが正しいのか分からない難しい問題に直面した場合は、自分が正しいと信じることを実行しなさい。私もいつもそうしている。」

シンプルな回答をもらい、悩みがちな不明瞭な状況に一筋の光が見えたような気がして勇気付けられました。

 

人に響く言葉とは

社員の問いかけに上層部が端的に即答したにも関わらず、またはスピーチの一部に過ぎないのにも関わらず、その言葉が強く私の心に残るのはきっと、多くの悩みを伴う経験と失敗から学び、苦悩の末に自身で見出した答えであるからなのだろうと思います。だからこそシンプルな言葉にも信念が見え感動が伝わるのでしょう。

私たちも日々の仕事の中で経験と失敗と多くの学びを得ています。どれほど自身の経験を学びとして人に伝えられているでしょうか?立場を超えて誰でもその共有はできるはず、そしてその感動を伴う経験の共有がよりよい社会作りのヒント、働き方改革のソリューションに結びつくと信じています。

改めまして、

Changing the way we work, live, play and learn.

シスコのビジョンは私の大好きな言葉です。

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