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【Cisco Connect Japan 2014】企業向け SDN コントローラからインタークラウドまで!


2014年11月10日


いよいよ今週開催となりました「Cisco Connect Japan 2014」。ビジネスとテクノロジーの両面から、様々なセッションが凝縮して行われます。まだ登録可能なセッションもあるようなので、ぜひご登録の上、ご来場ください!

SDN 関連のハンズオン セッション開催

技術関連では、今年はハンズオン セッションが併催されています。私が担当するハンズオン「企業向け SDN コントローラ」は、来年リリース予定の企業向け SDN(Software Defined Networking)コントローラである APIC(Application Policy Infrastructure Controller)エンタープライズ モジュールをハンズオン付きでご紹介する、という大胆なものとなっています。

ソフトウェアは開発途中のベータ版を使用します。そのため、未完成な感じ(!?)がするかもしれません。それでも、長年 Cisco ISR や Catalyst をご利用の企業ユーザ様に、データセンターやクラウド以外でのシスコの取り組みを紹介したい!との思いから、ハンズオン セッションの実施に至っております。

例えば REST(Representational State Transfer)API のハンズオンでは、既存のシスコ ネットワークからコントローラを介して JSON(JavaScript Object Notation)形式でインベントリ情報を取得して表示するといったことを実体験していただきます。これまでは、MIB(Management Information Base)を CSV 形式で取得してマクロ処理の結果を正規表現で一生懸命テキスト処理する、というのが一般的だったことが、大きく変化します。現在、資料とラボ環境の最終調整中ですが、プログラミングが得意ではない方にも直感的にご理解いただけるはず!と期待しています (^^)

自分でガリガリとコードを書いてしまうギークな方には、「Cisco One Platform Kit(onePK)」のハンズオンをお勧めします。C 言語、Java、Python 向けに提供されているonePK のソフトウェア開発キットを使って、コンフィグレーションを変えずにルーティング経路をプログラムから注入したり、一時的な Acl や QoS を書き込んだりします。汎用的な NMS(Network Management System)を超えた制御の可能性が体感していただけるものとなっています。

インタークラウド ファブリックの動態展示

展示会場でもさまざまな見所がありますが、個人的には(!)インタークラウドのブースがお勧めです。まだまだ国内での露出を開始し始めたところですが、オンプレミス環境をネットワーク ポリシーやセキュリティ ポリシーまで含めてパブリック クラウドに拡張でき、仮想マシンのポータビリティを確保するIntercloud Fabric Director のユーザ インターフェイスや操作感をご覧いただけます。

技術的な詳細は短時間では説明が難しいのですが、IP アドレスやサーバの設定などを変更せずに、オンプレミスとクラウドを統合的に管理・利用できるハイブリッド クラウドの世界をご紹介します。オンプレミス基盤のポリシーがそのまま活用できるため、単にクラウドかオンプレミスか?といった二元論ではなく、アプリケーションやタイミング、需要によって基盤を使い分ける(使いこなす)ことを考えるきっかけにもなるかと思います。

インタークラウド ファブリックの概要については、こちらのビデオをご覧ください。

当日は技術部門の説明員もおりますので、普段疑問に思われている内容や感じられている内容など、ぜひ積極的に意見交換させていただければと思います。では、Cisco Connect Japan 2014 の会場でお待ちしています。

 

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